コラム

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  • 2012.11.29

解散を打ったのは麻生 【コラム】

 3年4か月。あの時、解散を打ったのは麻生だった。政権交代が成り、鳩山~菅~野田と首相が交代した。民主に功があったとすれば、漠としつつも生き永らえた自民という慣用句を、わが身ともども消去したことか。翻っていま、国民は何を思うか?  メッキの剥げた維新に太陽が加わり、みんなが右往左往して、生活やら反TPPやら脱原発やら、これが政党かという細切れグループが乱立して……、言わずもがなと切り捨てかけたが、 […]

  • 2012.06.19

ある彫刻作家の話に 【コラム】

先日、ある彫刻作家の話に心を打たれた。  日本と韓国を股に掛けて芸術運動に携わっているとのことだが、さして有名な人物ではない。どちらかといえば貧しい芸術家だ。  きっかけは「奈良を考える」だった。かつて日本が国として姿を整えるころ、漢字や仏教という大陸の文化を運んでくれた朝鮮半島の人々。大雑把に1500年ほど前のこと。  気が遠くなるほどの昔だが、仏像や建築物、あるいは「古事記」「日本書紀」「萬葉 […]

  • 2012.06.07

「平城遷都」に 【コラム】

「平城遷都」に続いて「古事記」と、1300年流行りだ。何を今更とは思うが、周年好みは人の世の常。皆既日食もそうだが、次は100年後と言われると、気にはなる。  古事記に心惹かれて、昔に手にした筈の著者「藤村由加」の「暗号」シリーズを読み直した。書棚に見当たらず、アマゾンで調べると、安いもので売価1円!送料の250円も苦にはならない。  時空を超えたその昔。朝鮮半島や中国大陸との距離感は、今と比べて […]

  • 2012.01.13

2011年の大晦日 【コラム】

2011年の大晦日、オウム真理教事件で特別手配されていた平田信(46)が警察に出頭した。だが、しかし、その顛末は多くの人が知る通りのオソマツ。おまけに、留学仲間の女性2人を殺した台湾人の男には、逮捕しながら自殺されてしまうし、広島刑務所からは、凶悪な中国人受刑者が脱走するし……。  「勘弁してよ、モオ~ッ!」という声が聞こえてくる(ような気がする)。国民の声ではない。悲鳴の主は、お巡りさんだったり […]

  • 2011.10.04

吉村昭著「戦艦武蔵」を新潮文庫で読んだ 【コラム】

 吉村昭著「戦艦武蔵」を新潮文庫で読んだ。昭和41年の作品で、46年に文庫化されて74刷。45年も前の作品を何で今更、自分でも分からない。  坂また坂の長崎の町を9月初めに徘徊し、暑さと深酒で疲労困憊して大阪に帰ったばかりに狭心症の疑いありと診断されてタバコを止めた。潔いのも3度目なら当然。尤もらしい戒めに囚われるのが嫌なだけで吸っていたのだから、吸わないことには何の躊躇いもない。それと同じくらい […]

  • 2011.06.27

偶々のことだが 【コラム】

偶々のことだが、内田百閒の「阿房列車」を読んだ。「阿房」は「アボウ」ではなく「アホウ」と読む。「アホウ」は「阿呆」であって、「阿波」でも「房州」でもなく、「安房」でもない。実にアホウな話の徒然である。  目的を置いての旅ではなく、何の用もなく汽車に乗りたいがための旅行であり、まあ、一種の旅行記である。読者に読ませよう、呼んで貰おうとの目的があったか否かは、最早、問い質すことはできない。  「百閒」 […]

  • 2010.11.14

尖閣衝突ビデオ 【コラム】

 尖閣衝突ビデオの流出事件が喧しい。国家公務員法違反の告発を受けて司法当局が捜査に乗り出したが、なんとも意気の上がらぬ仕事になりそうだ。「よくやった」とか「犯人探しはやめて」とか、流出擁護の素朴な声がマスコミに溢れる中で、形式捜査をどこまで貫けるか、見ものではある。 と書いた途端に、神戸の第五管区海上保安本部の職員が「私がやりました」と名乗り出た。犯人探しはいきなりゴールインの様相だが、何だか話が […]

  • 2010.09.07

巷では、といっても 【コラム】

 巷では、といってもガード下の呑み屋ではあるが、最早、「オザワ」一色だった。  客が一波、二波入れ替わって、あろうことかオバちゃん二人組みがカウンターの端っこに陣取った。当たり前に世間話を始めるのだが、男連中とは話題が違う。女二人のボソボソ声に苛立ったのか、隣のハゲ頭が水を向ける。「ところで、やっぱり、カンですか?オザワですか?」「そんなもん、オザワやんか」「やっぱりそう!そうなんや、オバちゃん」 […]

  • 2010.08.16

暑っ苦しいたらありゃしねえ 【コラム】

暑っ苦しいたらありゃしねえ。つい、江戸っ子風に言ってみた。「かないまへんがな。こない暑うては……」では、到底追いつかない。懐深い大阪弁の寛容のワクから、とっくにはみ出してしもうとるがな。  どえらい雨が降って、日本国中あちこちで大変な被害を出しとる。いつまで続くんや、この天気はと思っていたら、スイッチを切り換えたような酷暑の日々。「どこかの国の政治家とは違って……」と、メリハリのキツさを言おうとし […]

  • 2010.05.05

上海万博が開幕した 【コラム】

 上海万博が開幕した。混乱の情景がテレビニュースで、これでもかと言わんばかりに繰り返される。  片や壁面の梯子をよじ登るロボットと、至れり尽くせりの便器。  日本の技術の高さに畏敬の念を抱く(とまでは明言しなが)中国人の表情も何度も見た。  一昨年の北京五輪に続く国威発揚の場にあって、彼我の民度の違いを見せ付けようとの意地悪かつ健気な魂胆が透けて見えた。  だが、待てよ。40年前の大阪万博はどうだ […]

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