2004年の新春は 【コラム】

NO IMAGE
 2004年の新春は、殊の外、平穏に明けた。昨年末にあたふたと飛び立った自衛隊の先遣隊が、行く先を隣国に振り替えた方がよかったかなという事態はあったけれども、ともかくスケジュールは動き出した。
 というのに(仕方なく点けたままの)テレビ画面は、お笑い番組の繰り返し。目を転じても、元横綱が蛙のように突っ伏して「いい経験をした。KOで勝負が決まり、すっきりした」んだと。アホラシ。鶴橋の金髪チャンプが、小賢しそうなロシア・ファイターをものともせずに退けたのが、せめてもの清涼剤だった。
 就任間もない大阪市長は姿こそ見せなかったが、元極妻をちゃっかりと助役に据えて「へぇ~」といわせた。で、一時は喧しかった大阪府知事選の話題は新年とともに鳴りを潜めた。15日が告示日(投開票は2月1日)だというが、あれ、ホントかいな?
 というのも、自民、公明、民主党が与野党相乗りで現職推薦を決めたからだが、さりとてこれで結果が見えた訳ではない。担ぐ方とて同床異夢。夏の参院選を見越して、様子を見たり筋を曲げたり。それぞれに一枚岩でないから、不満の声も声高に聞こえてくる。
 そもそも、太田房江という人物、現職の利を生かすというポジションには縁遠いらしい。府職員や新聞記者から「あんなオバはん、早よ辞めてくれんかいな」と不評サクサク。言うこと為すこと支離滅裂で傲岸不遜、おまけに「私は別嬪」と見当違いを思い込んでいるから始末に負えんと、褒めた話は皆目ない。
 人づての話でコキ降ろすつもりはさらさらないが、何とも救いがない。「結局はノックの穴埋め」が、せめてもの存在価値だったようだ。
 ならば、今度こそはマトモな人を選びたい。
 市長や知事がだれになろうと、ある日突然、幸せが訪れるてくるはずない。借金の始末に追われ、自由に使える金はないんだから、我慢と辛抱で十分に満腹。かなわぬ夢も見せてほしくはない。その代わり、納得できる説明を、どうぞ聞かせてくださいな。「いまの現実はこうなんだから、これからはこう変えて行きましょう」と、嘘もハッタリもない言葉で話してくれる人を選びたい。  (醒)

コラムカテゴリの最新記事